現代的なデザインとVoid Acousticsの融合

ブダペストの象徴である鎖橋の下に位置する「TOKIO」は、2006年のオープン以来、この街のダイニングやナイトライフシーンにおいて欠かせない存在となっています。日本の緻密さとハンガリーの創造性を融合させたこのレストランは、卓越した料理、洗練されたインテリア、そして入念に作り込まれた雰囲気によって、その名声を築き上げてきました。

2019年にTOKIOが全面改装を行った際、同店はミニマルな美観を損なうことなく、導入から12年が経過した音響システムを最新化することを目指しました。Erlatech社と協力し、改装されたインテリアに調和しつつ、店内全域でクリアで均一な音質を実現する音響ソリューションの構築が求められました。

システムには以下が含まれます

他の人たちが不可能だと思っていた設置

TOKIOのむき出しの天井構造は、スピーカーを隠すスペースがほとんどないという、通常とは異なる課題をもたらしました。事前の協議では、内装を損なうことなく新しい音響システムを設置することは、そもそも不可能であるという結論が出ていました。

Erlatechは異なるアプローチを採用しました。TOKIOの建築設計チームと緊密に連携し、「Cyclone 55」スピーカーを隠すべきものとしてではなく、会場のビジュアルアイデンティティの一部として位置づけました。その特徴的なデザインは、レストランの現代的な美観を引き立てると同時に、空間全体にバランスのとれた音場を実現しました。

舞台裏での近代化

老朽化したシステムの更新は、単に音質を向上させるためだけのものではありませんでした。オーディオ技術の進歩により、設置を簡素化しつつ、効率を大幅に向上させることが可能になったのです。

この新しい設計により、システムは16チャンネルのオーディオからわずか8チャンネルに削減され、かさばる22ユニットのラックが、壁掛け型のBias Q2+アンプ2台に置き換えられました。この合理化された設置により、消費電力も半分以下に削減されました。

TOKIOの床から天井まで続くガラス張りのファサードは、店内の至る所に反射率の高い面を生み出し、音響面でのさらなる課題をもたらしました。スピーカーの設置場所の選択肢が限られていたにもかかわらず、綿密なシステム設計により、会場全体で均一なカバレッジを確保し、低周波帯域の性能を適切に制御することができました。

基準の設定

今日、Void Acousticsの設備は「TOKIO」の体験に欠かせない要素となっており、レストランの雰囲気を引き立てると同時に、綿密に考え抜かれたシステム設計が現代建築といかに調和し得るかを示しています。

「私たちはこの導入事例を大変誇りに思っています。これは当社の代表的な実績の一つであり、数多くの新規プロジェクトの獲得につながりました。TOKIOは、ブダペスト全域の会場において、Voidシステムがどのような成果をもたらし得るかを示すベンチマークとなっています。」

アッティラ・トンポ、Erlatech 代表
公開日: 2025年1月20日
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